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『コーチレジとは』

Kochi-resi.netに訪れて頂き誠にありがとうございます。 くだらない、けしからん、色々と批判はあるでしょうが、せっかくなので、あと5分だけ僕らの考えを覗いてやって下さい。 これは現実に起こっている出来事なのです。

『人が残る環境を創る』

新臨床研修制度が始まり早8年。 専門医制度全盛の時代、救急患者のたらい回し・専門外の診療放棄・若手医師のアルバイトによる医療事故などの問題が世論を動かし、 より広く、より良い研修を若い医師に届けるために始まった新臨床研修。ご存知のように、医療崩壊という新たな問題が生じ始めました。 特に若手医師の都会流出による、地域医療・地方大学の医局崩壊が大きな問題となっています。厚生労働省は必修科目を減らし、 医局回帰を促し、新たに地域枠の作成や、母校に残る義務化など、本来の初期臨床研修制度の目的に逆行するシステムを提案するなど、 意見が2転3転しています。また、この新臨床研修制度では都会の病院の多くは利益(人材)を得ており、 臨床研修制度を決めている委員の多くが都会の病院の医師で出来ている以上、この制度が完全になくなることは当面はありえないでしょう。

では、この初期臨床研修制度、当事者の僕ら若手医師はどのように考えているのでしょう? 初期臨床研修制度開始以降、広く専門外を診る能力は圧倒的に向上したこと、また従来の制度にない新しい選択が出来るなど、 人生の多様性が生まれるという点からも”僕らの多くは現在のシステムに賛成派です”

では、僕らが望む現行のシステムを生かしつつ、医療崩壊を食い止めるためにはどうしたらいいのか? 僕ら高知県の研修医(コーチレジ)が考えた結論は、現行のシステムで都会に負けないくらい高知県に人が集まればいいということです。 単純ですね。厚生労働省が考えている案を『人を強制的に残す、囲い込む』とすれば、僕らは『人を残すのではなく、人が残る』環境を創るということを目標にしました。

『どうすれば人が残りたくなるのか?』

それはつまり一般企業が行なっている、ニーズに応えるということに過ぎないのではないでしょうか。若手医師が何を求めているか?それをきちんと提供出来ているのか? この2点がクリア出来ていれば自ずと人は集まるのだと考えます。医療者以外の方がここまでを読んだら、『何言ってんの?』と思うかも知れません。なぜなら一般企業では当たり前の事だからです。 しかし、その当たり前のことが出来ていないことが、現在の医療崩壊の元凶であると考えるのです。

『若手のニーズってなんなの?』

最良の研修環境を整えるためにはそれを知ることが至上命題であり、それをキャッチできることが僕らの強みです。 なぜなら僕らも彼らと志を同じくする若者に他ならないからです。 つまり若者のニーズに応えるとは、お上に与えられるだけでなく、 当事者である自分達が一番いいと思える環境を自分達の手で創っていくことが一番の近道であるという結論に至りました。 そして、自分達の理想の研修環境を創っていくためのホームとしてこのコーチレジは生まれました。 高知から理想の研修環境を創っていく、そしてそこから新しい未来の医療を創っていくことを目標に僕らは活動をしています。
『研修は自分で創る、未来も自分で創る』

つづく・・・

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